昭和十三年五月十五日第六動員令により、福知山歩兵第二十聯隊を母体に編成し、同月二十三日軍旗を拝受して、六月十八日福知山より勇躍中国大陸に出陣する。
同月下旬中国江蘇省湖州附近の警備に、同年十月武漢攻略戦に参加、翌十四年二月より安慶周辺の警備につき、その間江南各地の討伐戦に参加する。
同十五年四月より十一月までの間、皖南作戦・湖東作戦・潜山作戦等に参加し、同十六年一月東流附近の警備につき、同十七年五月浙作戦に、同年十二月には大別山作戦に参加する。
同十八年六月軍令により編成を改正、同年十月常徳作戦に参加し、激戦敢闘の末常徳城を攻略する。
同十九年五月湘桂大作戦に参加し、同年六月二十日に難攻不落を誇る衛陽場に迫り、悪戦苦闘し同年八月八日これを奪取する。
同年九月宝慶攻略戦に参加、翌二十年四月？江作戦に参加して勇戦力闘を重ね同年六月作戦を終了し、宝慶地区の警備につくが、同年八月十五日終戦、同月十八日軍旗を奉焼す。
同二十一年七月上旬内地の各港に上陸復員を完了し、昭和十三年以来八ヵ年に亘る苦難の歴史を閉ず。