1.特操出身者の任地(一期生〜四期生)
第一航空軍(内地)、第二航空軍(満州)、第三航空軍(南西方面)、第四航空軍(比島)、第五航空軍(中国)、第六航空軍(内地)、第五一教育飛行師団(内地)、航空総監部(内・外地)と特操三期生の一部は第四航空軍より特務機関員となり、辻政信参謀をビルマ僧に変装して、ビルマより中国迄護衛して陸路行動した者や、インドネシアの独立戦争に参加した者もいた。又、四期生は多数が航空地上部隊勤務となって各方面に展開した。
2.特攻作戦地域と突入戦死者数
(一)比島方面　十一ヶ隊で四四名(一期生)
(二)沖縄方面　六十四ヶ隊で一九九名(一期生〜三期生)
(三)台湾方面　二十三隊で七四名(一期生〜三期生)
(四)南西方面　海軍の指揮下に入った陸軍爆撃隊は海軍雷撃隊として、サイパン、マリアナ方面や比島、台湾沖航空戦、九州沖航空戦に海軍基地の鹿児島鹿屋より参加し判明している一期生は三十一名が被弾突入戦死。
(五)　内地上空　八ヶ隊で八名(一期生〜二期生)
3.特操期別人数
一期生　2500名 二期生　1500名
三期生　2600名 四期生　1200名