| 平成十九年度 龍馬祭斎行 |
本年、遭難140年を迎える坂本龍馬・中岡慎太郎両志士墓前祭が、両援会、京都高知県人会の共催により斎行された。
11月15日午後3時から関係者参列のもと、旧土佐藩招魂社祭が執り行われ、引続き、坂本龍馬・中岡慎太郎墓前にて墓前祭が厳粛に斎行された。
祭典では、岡崎 誠也 高知市長、両援会、京都高知県人会代表より祭文が奏上され、なかでも遭難140年の節目の年に有志を募り、
霊山に眠る志士たちの顕彰を目的とした「霊山社中」が発足されることとなり、初代会長を務める内海貴夫氏による宣言文が墓前へと
高らかにすすめられた。
また、遠路高知県から運ばれた『高知の火』は、墓前へとすすめられた後、坂本龍馬顕彰団体の掲げる提灯へと点火され、
この火をもって週末に提灯行列が行われた。
境内では、恒例の軍鶏鍋に加え、イラストレーター角谷やすひと氏の個展が開催。終日、多くの参拝者で賑わった。
当日は、正午より高知県安芸郡北川村のご厚志により寄進された軍鶏肉を使い、
京都高知県人会有志が軍鶏鍋を調理、無料で多くの参拝者に振舞われているが、
この軍鶏鍋が例年振舞われている所以は、風邪をひいていた坂本龍馬が同郷の志士、
中岡慎太郎と共に軍鶏鍋を食べようと、軍鶏肉を買いに走らせている間に刺客の襲撃に遭い、
食することなく亡くなってしまった史実による。
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