| 109会慰霊祭 |
10月9日午前11時より、旧歩兵第百九連隊出身英霊三千三百九十四柱のみたまをお慰め申し上げるべく、109U会主催により慰霊祭が毎年同日同時刻に執り行われている。本年も久貝 好男会長以下、戦友、ご遺族のご参列を頂戴し、永代祭祀料奉納の証書授与式の後、本殿祭並びに碑前祭が厳粛に斎行された。
| 近畿特操会碑前祭 |
10月17日午前11時より特操之碑前にて慰霊祭が斎行された。近畿特操会 平井 佐太郎会長より追悼のことばがすすめられ、空往かば雲染む屍と散華された英霊を偲び、一期生から四期生までの各期代表が碑前へと玉串を捧げ、みたま安らかに鎮まりますよう参列者一同ご祈念された。
| 英霊に捧げる詞 |
仲秋の候、維新の志士たちが鎮まる東山の聖地ここ京都霊山護國神社「特別操縦見習士官之碑」の御前に、我ら特操出身者一同相い集い、戦没者諸兄の御霊安かれと祈りを捧げるものであります 思えば第二次世界大戦に突入した我が国が、戦局の不利により一大転機を迎えたとき、全国の学生たちは、この大戦に参加するに至りました 我ら特別操縦見習士官は、昭和十八年十月一日を第一陣として、学窓、職域または兵営から陸軍航空隊を志願し、祖国の防衛に立ち上がったのであります その数七千四百余命に及びました
しかし、任務遂行中の殉職、壮絶な
空中戦、そして全世界を震撼せしめた特攻攻撃などで、幾多の戦友は
尊い犠牲となり、祖国に殉ぜられました 特に過酷な特攻攻撃は、
兄らの心情を思うとき痛恨やるかたなきものがあります 本を持つ身
で操縦桿を握った学徒兵たちは、何を思索しつつ特別攻撃隊に身を
投じて行ったのでありましょうか 生粋の軍人としてではなく、学究
の徒としての自分の人生の可能性が、この攻撃によって完全に失われ
ることに強い憤りを持ちつつ、一方では、国家滅亡の時にあたり、
肉親や愛する人と祖国の山河を守るため、誰かがやらねばならぬなら
自分がやろうと青春を賭けて対決して行かれたのであろうと思われて
なりません 北辺に、南溟に、そして本土に散華されし兄らの、尊くも短かった生涯は、日本民族の歴史に深く刻み込まれております 我が国は、いま、自由と平和、そして経済成長を遂げておりますが 兄らの無名の栄誉は尊いものであり、兄らへの哀惜と悲しみは尽きません 兄らの面影を常に心に留めながら、はや五十九年が過ぎ去りました 在天の英霊、どうか安らかにお眠りください いま、激動の二十世紀に別れを告げ、新しい二十一世紀に入りましたが、我ら一同は
万感の思いを込めて、ここに心から追悼の誠を捧げるものであります
平成十六年十月十七日 近畿特操会会長 平井 佐太郎
| 駆逐艦「長波」慰霊祭 |
本年も紅葉色付く11月7日正午、昭和の杜内に建立されている
駆逐艦「長波」碑前にて慰霊祭が斎行された。
本年で第56回を迎える碑前祭には、全国より戦友、ご遺族が参列し、
遠く南洋はオルモック湾に眠る「長波」と乗船員のみたまが安らかに
鎮まりますようご祈念された。
祭典終了後はホテルりょうぜんにて懇親会が開催され、会員相互の
一層の親睦が図られ、来年の再会を誓われた。
| 阪田政男氏ご逝去 |
120会・昭和の杜友の会理事の阪田政男氏が11月永眠された。深甚なる崇敬者であり、英霊奉慰顕彰にご尽力を賜りましたこと感謝申し上げますと共に、安らかにお鎮まりますようご祈念申し
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