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本日ここ、京都霊山護国神社の社頭において秋季例大祭が執り行われるに当たり、京都府遺族会を 代表して謹んで追悼の誠を捧げます。 終戦から 五十八年、当時の私たち遺族は一家の支柱を失い、物心両面にわたる苦難は言語に絶するものがあ りました。その苦難の中から、戦没者遺族をはじめ国民のたゆみない努力により、目覚ましい経済発展を遂げ、 国際社会においても重要な地位を築いてまいりました。 現在、わが国は経済不況といわれておりますが、こんにちの平和と繁栄 を享受できるのも、祖国を思い家族を案じつつ、尊い命を国のために 捧げられたご英霊の尊い犠牲の上にあり、生涯忘れることはできません。 小泉首相は、就任以来 靖国神社に三回参拝され、戦没者の霊に敬意と 感謝と平和を誓われ、国民の多くはこれを支持いたしました。この風潮こそ、私たちが日本の文化と伝統を受け継ぎ、平和で輝かしい未来と元気 ある国を築けるものと確信いたしております。 しかしながら、戦場に散華された戦没者の慰霊巡拝を拒否し、総理の靖国神社参拝にも反対を唱える 一部の国があり、非常に残念に思いますが、この国内干渉に対しては断固拒否しなければなりません。 わが国内においても国立の追悼施設を新設する動きがありますが、これは英霊の御霊を冒涜し靖国神社 や護国神社を形骸化させるものであり断じて許すことはできません。 京都府遺族会と致しましても、英霊の顕彰と今なお癒えることのない悲しみをもつ戦没者遺族の福祉 の向上など課題は山積しておりますが、英霊のご加護を念じながら組織の総力を上げて懸命の努力を してまいる所存であります。 本日、京都霊山護国神社の秋季例大祭が執り行われ、ご英霊の御心もお安らぎになられることと存じ ますとともに、我が国の平和と繁栄をもたらすことになると確信いたしております。 ここに在天の御霊の安らかならんことを心からお祈りし、ご参列の 皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして祭文といたします。
今年の夏は当初より天候異常が続き、各地では弊害がでて影響がありま
したが、幸い聖地京都には大過もなく、彼岸も過ぎると東山山麓に爽風
さわやかな初秋の候となりました。この佳き日に京都霊山護国神社の秋季
例大祭が厳かに斎行されますにあたり、英霊にこたえる会京都府本部を
代表致しまして謹んで祭文を奏上致します。
本会は追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会に ついては、再三にわたってその非理を糺し、即時中止と解散を強く求めて きましたが、その構想は断じて容認できるものではありません。ここに 改めて強く反対を致します。施設の性格を『無宗教で慰霊を目的としない』 と規定、追悼対象は軍人民間人を問わず明治維新から第二次世界大戦まで の間に日本がかかわった戦争で命をおとした犠牲者としていますが、第二 次世界大戦はアメリカ連合軍の呼称であって日本は大東亜戦争であります。 此の事でもすでにこの構想の誤りがあります。その構想も小泉総理再選の 運動に支障を来すと自民党が一時棚上げとし、施設の建設自体政党政策に利用し、御英霊を冒涜して いるものであります。 国立の追悼施設建設構想が、我が国の文化・伝統を無視して魂を中韓両国に売り渡すものであり、 殉国の御英霊を中国韓国人の前に引き連れ平身低頭する意図が伺え、国辱的行為で靖国神社に代わる 国立の追悼施設を新設するという構想が進められている事は、あまりにも自虐的であり御英霊の冒涜 以外の何ものでもありません。断固阻止しなければなりません。英霊にこたえる会は日本会議共々に 断固阻止するものであります。 御英霊により築き上げられてきた今日の日本を、排日侮日の運動に恐れをなし、純然たる国内問題に までも中国韓国の恫喝に屈し、東京裁判の亡霊と中韓悪宣伝に屈し、謝罪国家に成り果てて日本魂すら 守りきれず情けない国辱謝罪外交の現状は恥ずかしく、御英霊に何の顔向けが出来ましょうぞ。 英霊にこたえる会は日本会議共々相携え誇りある日本を取り戻し名誉をお守りするべく努力致す事 をお誓い致しまして祭文として奏上致します。
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