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祭 文

京都霊山護国神社
奉賛会会長 伊藤 則嗣
 秋の彩り増す錦秋の好季、本日秋季例大祭を斎行するに当り奉賛会を代表して謹んで申し上げます。
 この霊山の社に祀られる神々は、幕末維新より大東亜戦争に至る国家存亡の危急に一身を国家に捧られた、その崇高な遺徳を敬仰し追慕するものであります。昭和の大戦が終わり早や五十七年が経過し、現在では戦後生れの国民が大半を占めるようになり、あの悲惨な大戦も風化の一途をたどりつつある中、一部の心無い人たちによる偏った歴史批判が繰り返され、諸外国に配慮するあまり国民感情に応えていない政府の対応と今の現状は黙視できないものであります。我国の平和は、これひとえに護国の柱石となられた英霊のお導きと、戦中世代の国家復興への情熱と努力によるものであります。今後も私達は、英霊が生命をかけて戦った純粋な愛国の至情が正しく理解されるよう務め、次代の日本を背負う子孫の為にも歴史の真実を伝え、国家と民族の繁栄に、世界の平和達成に微力を尽す所存でございます。また御創立百三十周年を期に、その記念事業として、社殿並びに御神域の整備を進め尊厳維持に勤めさせて戴きました。
 在天の英霊、私達の微衷を了とせられ御加護を垂れ給わらんことを祈念して祭文といたします。

祭 文

財団法人 京都府遺族会
会長代行 松 本 き み
 本日ここ、京都霊山護国神社の社頭において秋季例大祭が執り行われるにあたり、京都府遺族会を代表して謹んで、追悼の誠を捧げます。
 戦後五十七年が経過しました今日、わが国は経済不況といわれておりますが、これまでに、めざましい経済発展を遂げ、国際社会においても重要な地位を築き上げてまいりました。今日の平和と繁栄を享受できるのも、祖国を愛するがゆえに敬愛する父母や愛する妻や子、同胞の命と生活を守るという一念で、尊い命を国に捧げられた、ご英霊の犠牲の上にあるものと思います。しかしながら、戦場に散華された戦没者は、今日の世相をどのようにお感じになっているでしょう。我が国が占領政策から解放されて五十年の節目を迎えましたが、首相の靖国神社参拝に、未だ近隣諸国の理解が得られず、強烈に反対の声明をだしている国もあります。国民の一部にも、これに同調して、反対運動を煽っている者がおりますことは誠に残念です。このような状況の中、小泉首相は熟慮を重ねた上、昨年、八月十三日に靖国神社に参拝され、国のために犠牲となられた英霊に対し敬意と感謝の誠を捧げられ、続いて本年の四月二十一日に参拝されました。首相が靖国神社に参拝されたことによって、私たち遺族が英霊を想い、戦中戦後の厳しい社会状況の中、物心両面にわたる苦境を乗り越え耐え忍んできた甲斐があったものであります。
 今後、私たちは、もう一度過去の歴史をかみしめ、輝かしい未来と元気な日本をとりもどし、人々の心に安らぎのある平和国家を築いて行かなければならないと思っています。そのことが、ご英霊に対してのご恩返しであると考えています。京都府遺族会といたしましては英霊の顕彰と、今なお癒えることのない悲しみをもつ戦没者遺族の福祉の向上、本年は特に戦没者等の妻並びに父母等に対する特別給付金の継続・増額等課題は山積しておりますが、ご英霊のご加護を念じながら、組織の総力を上げて懸命の努力をしてまいる所存であります。ここに京都霊山護国神社の秋季例大祭が執り行われ、英霊の功績と面影を後世に語り継がれますことは、御霊の御心もお安らぎになられることと存じますと共に、真の日本の平和と繁栄につながるものと信じております。
 ここに在天の御霊の安らかならんことを心からお祈りし、ご参列の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして祭文といたします。

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