| 祭文 |
三伏の孟蘭盆会にみたま祭・英霊感謝祭並びに大東亜戦争従軍物故者慰霊祭
が斎行されるにあたり、崇敬者を代表して謹んで護國大神に申し上げます
昭和の大戦が終りて、今夏で早や六十一年が経過し、終戦詔勅の玉音も残
念ながら私達戦中世代にしか通じない時代となりました 戦争を知らない
国民が増え、ただ豊な物資と氾濫する退廃的思想に酔しれる世相を目の当
たりにする時、敵前において橋なき川を人間による橋桁を組み、兵を渡
し武器弾薬を運び、また愛馬と共に泥水をすすり、雑草を捜し求めて山野
の小さな生き物で飢を凌ぎ、一本のタバコをも分ちあい、命綱の乏しい弾薬
と食糧を自らの精神力で克服して闘った、あの時のことが昨日の事のように蘇ります 国難の時代に生を受け、
戦火の中、武運拙く散華された英霊に対し、また戦後の混乱期より戦友会会員として、祖国日本の再建と、
亡き戦友の慰霊顕彰に力を尽くされた戦友物故者に対して、今日に生をながらえる者の責務として、
昭和の杜友の会を通して、かつての戦の真実を後世に伝えることが私達に課せられた使命であると考えております
私達は平和な毎日を享受しておりますが、これもひとえに英霊の尊い犠牲と、
我が国の復興に力を尽くされた戦友物故者の努力の賜物と感謝に堪えません 在天の英霊、
しばしの間、懐かしき戦友達の心の語らいを受けられまして、安らかに鎮まり下さい
そして国家と民族の上に限りなき御加護を垂れ賜らんことを祈念して祭文と致します
平成十八年八月十五日
京都霊山護國神社みたま祭万灯会々長 奥村 由三
指揮・太鼓 | 並川 順之助 |
鉦鼓 | 林 綾子 |
和琴 | 林 綾子 |
笙 | 藤岡 勲 |
篳篥 | 青木 美紀男 |
龍笛 | 山口 隆 |
筝 | 松村 泰子 |
舞(奉納) | 連 有佳音 |
「今日の御祭り」 |
後見 | 連 弘子 |
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