| 新春のご挨拶 |
謹んで年始のご挨拶を申し上げます。
平成十七年初日の出とともにご神前にて
歳旦祭を斎行し、御社にお鎮まりの英霊
に新しきこの年が麗しく良き年と
なりますようご祈念申し上げました。
昨年は大河ドラマの影響で明治維新への関心が高まり、境内にお鎮まりの坂本龍馬をはじめとし、中岡慎太郎、桂小五郎ら志士たちへ全国各地より多くの墓参者が訪れ、社頭は賑わいを見せましたが、なかでも坂本龍馬の命日に斎行される墓前祭は年追う毎に青年層を中心に
一般の参拝者が増え、春秋の例大祭に並ぶ祭事となりました。京都在住の方でも彼らのお墓がここ霊山の社に存在することをご存知ない方が多いなか、勤皇の志士を祀る社として広く
知れ渡り、また賑々しく神事を執り行うことが出来ますことは、誠に有難いことと感謝致しております。
さて、大東亜戦争終戦六十年の節目の年にあたる本年は、年始早々より多くのご参拝を
賜りました。時が流れども消えぬ英霊の面影を偲ぶ、ご遺族また戦友の心情を思いますと、
我身を挺し、今日の平和の礎となられました英霊に感謝と追悼の誠を捧げるべく、慰霊顕彰に一層邁進する所存でございます。国難の時代を在天の英霊とともに歩まれた昭和の杜友の会々員皆さまにおかれましては益々ご健勝で、ご理解とお力添えを賜りますようお願い
申し上げます。
京都霊山護國神社 宮司 木村 隆比古
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