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京都霊山護國神社　宮司　木村幹彦

平成十三辛巳年新年にあたり謹んで年頭のお祝詞を申し上げます。
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
激動のうちに通り過ぎた世紀始めの一年でした。構造改革を旗印に、小泉内閣は国民の期待通りの活躍をされたと感じております。
それにしても、国民感情を無視した利権擁護の政治家や官僚たちの行動は不快感を与えるばかりであります。平成維新の掛け声を聞いて早や十三年が経過しました。スピードの時代に気の長いことでは済まされないのではないでしょうか。
今年こそけじめをつけてほしいところです。なんとも幕末の志士たちのエネルギーが羨ましい。ＩＴ時代に逆行するような規制や構造は、緩和ではなく、破棄する勇気と決断力が求められています。慣例にいつまでもこだわっていては新しいものは創造されないのです。昨年の年頭所感でも申し上げたと存じますが、国家や社会の構造改革のその前に国民一人一人の意識の改革が不可欠であります。
当神社の御祭神は国家が困難なときに身命を捧げられたのであります。その御加護を受け、今こそ明治維新に学び国民一人一人が知恵を絞って新しい日本の建設に努めるべきではないでしょうか。
皆々様の幸多からん事を御祈念申し上げます